用語集


bloom / 果粉
果実の表面に生じる白い粉。
ブルーベリーでは、品種毎に果粉の多い/少ないがあります。
例えば、ティフブルーなんかは果粉の多い品種です。
Callaway とか Myers は 果粉の少ない品種になります。

chilling requirement / 低温要求時間(CR)
休眠覚醒するために必要となる7.2℃以下(華氏で45°F以下) の気温の積算時間。
ブルーベリーでは300時間〜700時間ぐらい 7.2℃以下の低温にあわないと、春の芽吹き/花芽の展開が正常に進まないようです。
なお、低温要求時間は品種によって異なります。

Flower bud / 花芽
花を展開する芽。
ブルーベリーは、一つの花芽から複数(10個とか)の花が展開します。
枝の先端付近に位置する丸い形状の芽が花芽になります。


下の写真は、花芽が展開して花を咲かせるまでの様子です。(品種はDarrowです)


mulch / マルチ
植物の根まわりに敷きわらをして、土を肥沃にしたり、根を保護したり、雑草を抑制したりすること。
畑の畝を黒いビニールシートで覆っているのを見たことがあるかと思いますが、それがマルチです。
根を深く張らず、細い根を地表近くに展開する性質があるブルーベリーでは、マルチの効果は絶大です。

scar (stem scar) / 果柄痕
果実から「果柄」を外した部分にのこる果実のキズ跡を「果柄痕 (stem scar)」と呼びます。この「果柄痕」が小さく、乾燥していると、摘み取り後の日持ちが良く、出荷特性に優れます。

self-polinating / 自家結実性
自分自身の花の花粉で受粉し、実をつける性質。
一般的には、逆用語の「自家不結実性」(= 自分自身の花の花粉では受粉せず、実がならないという性質) が使われることが多い。
ブルーベリーは、品種によって自家不結実性が異なり、品種の異なる株を近くに植えて受粉してやらないと実が着き難いものがあります。
系統で言うと、ラビットアイ系品種の方が、ハイブッシュ系品種に比較して自家不結実性が強い傾向があります。

<関連用語>

  • cross-pollination
  • self fruitfulness

Vegetative bud / 葉芽
葉とか新鞘を展開する芽。
枝の先端付近に位置する丸い形状の芽は花芽で、葉芽はそれよりも下側に位置するクサビ状の芽。