育てているブルーベリーの品種毎の詳細記録

  • Sevenが実際に育ててみての観察データ、および、印象をまとめています。

  • 東海地方の、夏は30℃を超す蒸し暑い気候、冬は0℃を割ることが少ない温暖な気候、で育てた時の特性です。

  • それぞれの評価等はあくまで現時点での印象で、絶対的なものではありません。Sevenの価値観の変遷、および、栽培経験の蓄積により評価は随時変えて行こうと考えています。

Northern Highbush / u[|Cg

【u[|Cg : Seven's 観察データ】
開花期
収穫期
1果重(g)
果実長径(mm)
20004/14 〜 5/106/18 〜 6/240.4 〜 0.7 9.7 〜 11.0
20014/7 〜 5/36/1 〜 7/51.2 〜 1.8 14.8 〜 16.3
20024/3 〜 **/****/** 〜 **/***.* 〜 *.***.* 〜 **.*
20034/13 〜 **/**6/9 〜 7/180.9 〜 1.1 12.9 〜 14.2

【ブルーポイント : 一般情報】
  • Northern Highbush Blueberry
  • 早生種 / 小粒
  • 1999年〜2000年頃に市場に出回った品種。
  • USのHighbush系自生株からの選抜の模様。詳細不明。
  • 実は非常に小さく、味はたいへん甘い。
【ブルーポイント : Seven's Description】
  • 葉は「鋸歯+トゲ」
  • 春の新芽の展開と葉の特徴を見る限り、少なくともラビットアイ系の野生種ではないようです。
  • 葉は他の改良品種と比較して細長く、小さい傾向。但し、株が勢い良く成長を始めると大きな葉が出る。
  • 樹勢は強いほうで、シュートを長く伸ばす。
  • 樹形は、まだ株が小さく最終的にどうなるか判りませんが、直立性が強く感じられます。
  • 花は他の改良品種に比較して小さく、形も球形に近く、可愛らしい感じを受けます。花の鑑賞価値もありそうです。
  • 実は苗を購入した時のラベルの説明どおり、小粒ですが酸味が殆どなく甘い。2000年の収穫は数粒でしたが、来年は樹を大きくしてもっと沢山の収穫を望みたいと思います。小粒でもこの甘さならOKです。
  • 挿し木による増殖は、ホームベル並に容易と思えます。2000年の休眠枝挿しでは、一番早く十分な根張りと元気な二次成長を確認しています。また、夏の緑枝挿しでも既に芽の展開が観察できています。
  • 他家受粉がうまく行くかどうかで実成りの良否が決まります。虫媒による他家受粉がうまく行くと、実成りが改善されます。
  • 実の味は甘さが強く、美味しい。しかし、香りは改良品種の良いものに劣る。
  • 実は小粒で摘み取りに骨が折れる。

7号鉢に植付けたブルーポイント。
写真では判り難いですが、シュートを上に伸ばしてきています。

(11/06/99撮影)


来年の花芽。
他の改良品種に比較するととても尖った感じを受けます。
来年の結実がとっても楽しみです。

(11/06/99撮影)


実は小粒。
形はやや扁平した球形。

(06/18/00撮影)


7月30日。
何故か花が咲いてしまいました。
どういう状況で花芽が形成され花が咲いてしまうのか、例を集めるとだんだん判ってくるかもしれません。
今回はこの花がちゃんと結実するかが楽しみです。

(07/30/00撮影)



小さくて可愛い花をつけます。
花の形状はリンダブルーにやや似ていますが、リンダブルーよりも花のつく密度は粗いような気がします。
また、花の色はリンダブルーがピンクがかる傾向が強いのに対して、ブルーポイントは白色系です。

(04/11/01撮影)



実の表面には縦方向のスジが薄く入っている。

(06/09/01撮影)



虫媒による他家受粉がうまく行くと実成りは改善される。

(06/22/01撮影)


紅葉初期の葉と花芽。

(10/30/02撮影)