育てているブルーベリーの品種毎の詳細記録

  • Sevenが実際に育ててみての観察データ、および、印象をまとめています。

  • 東海地方の、夏は30℃を超す蒸し暑い気候、冬は0℃を割ることが少ない温暖な気候、で育てた時の特性です。

  • それぞれの評価等はあくまで現時点での印象で、絶対的なものではありません。Sevenの価値観の変遷、および、栽培経験の蓄積により評価は随時変えて行こうと考えています。

Rabbiteye / Tifblue

【Tifblue : Seven's 観察データ】
開花期
収穫期
1果重(g)
果実長径(mm)
20004/16 〜 5/217/12 〜 9/10*.* 〜 2.3 **.* 〜 17.4
20014/12 〜 5/137/11 〜 11/31.2 〜 1.4 13.5 〜 13.8
2002**/** 〜 5/5**/** 〜 **/***.* 〜 *.***.* 〜 **.*
20034/19 〜 **/****/** 〜 **/***.* 〜 *.***.* 〜 **.*

【Tifblue : 一般情報】
  • Rabbiteye Blueberry
  • 中生種 / 中粒
  • USDA登録品種。
  • 1955年開発。EthelとClaraの交配種。
  • 極一般的に園芸店で売られているラビットアイ系御三家の一品種。
  • 樹勢は強く、直立性の樹形。
【Tifblue : Seven's Description】
  • 葉は「鋸歯+トゲ」
  • 実は扁平で、皮は気にならず美味しい。実成りも良好。
  • 実が扁平なラビットアイ系品種は少ないようで、ティフブルーはウッダードと共にかなり特殊なラビットアイのようです。
  • 実の味は、酸味が少ない。ただし、ホームベルに比較すると全体的に水分が多く味が薄く感じる。
  • 種はあまり気にならず、ブルーベリーソースにしても美味。
  • 樹勢は強く、直立性。小さい苗での初期の成長はホームベルに劣るが、40cmぐらいを超えると一気に大きくなる。
  • 夏の緑枝挿し、冬の休眠枝挿し共に挿し木による増殖は容易。
  • 秋の紅葉は、濃い赤色で美しい。
  • 育て易く、実成りも良いため、ホームベルと共に家庭での栽培にはお勧めの品種です。

花。
花の柄の部分が長く、花自体も細長い釣鐘状。
花冠は先端よりに膨らみのある下膨れタイプ。花冠は滑らかでなく、縦方向にリブがある。
ガクの縁は、他のラビットアイ系の多くと同様にピンク色。

(05/09/99撮影)


熟す前の実。

(06/22/99撮影)


花芽。
膨らみのある花芽は、赤が濃い。

(12/21/98撮影)


紅葉。
赤が強く、樹全体ムラなく紅葉して綺麗。
葉は他の品種に比較してやや長細い。

(01/03/00撮影)


実。
ラビットアイとしては扁平が強い実。 ガク痕の出っ張りは少ないが、ガク痕の範囲は広い。

(07/30/00撮影)


2000年の紅葉です。
昨年(1999年)に比較して紅葉がやや早く訪れています。
今年は8月末頃で肥料は切ったので、その影響も少しはあるかと思います。当然、気候も昨年に比較して同時期で寒くなっているのも要因としてあると思います。

(12/04/00撮影)


冬の枝です。
やや赤みのかかった白っぽい色をしています。

(01/21/01撮影)


幼果
開花から30日弱経過した状態。
ハイブッシュ系に比較すると幼果の成熟は遅い。

(05/10/01撮影)



ブルームが多く、白っぽく見えるのが実の特徴。
実の形は扁平が強く、ハイブッシュ系の実の特徴に似る。

(08/18/01撮影)



実成りは良好。
味は酸味があり、水分が多めでやや薄い味。

ところで2001年シーズンの実は、前年に比較して小さめです。
実成りが非常に良い分、一粒ずつに栄養が行き渡らず、小さくなってしまったのでしょうか?

(08/18/01撮影)