育てているブルーベリーの品種毎の詳細記録

  • Sevenが実際に育ててみての観察データ、および、印象をまとめています。

  • 東海地方の、夏は30℃を超す蒸し暑い気候、冬は0℃を割ることが少ない温暖な気候、で育てた時の特性です。

  • それぞれの評価等はあくまで現時点での印象で、絶対的なものではありません。Sevenの価値観の変遷、および、栽培経験の蓄積により評価は随時変えて行こうと考えています。

Southern Highbush / Gulfcoast

【Gulfcoast : Seven's 観察データ】
開花期
収穫期
1果重(g)
果実長径(mm)
2000**/** 〜 **/**6/17 〜 7/231.5 〜 2.2 15.9 〜 18.0
20014/4 〜 5/106/6 〜 8/10*.* 〜 *.***.* 〜 **.*
20024/2 〜 **/****/** 〜 **/***.* 〜 *.***.* 〜 **.*
20034/1 〜 **/**6/12 〜 **/***.* 〜 *.***.* 〜 **.*

【Gulfcoast : 一般情報】
  • Southern Highbush Blueberry
  • 早生種 / 中粒
  • USDA登録品種。
  • 1987年開発。Bluecropと他品種の交配種。
  • 樹は小さめで繁茂する傾向にある。
  • 樹勢は強く、半直立性の樹形。
  • 豊産性。
  • Cooperの兄弟品種。樹の大きさと成長具合はCooperに似る。
【Gulfcoast : Seven's Description】
  • 葉は「全縁」。葉の大きさはやや小さめ。
  • サザンハイブッシュの全体傾向どおり結実はとても早い。
  • 樹高はコンパクト(1メートル前後)ながら、実成りは良好。
  • 完熟前の実は酸味が強い。
  • 完熟した実は香りも良く美味。
  • 実は硬く、大きなデコボコ(縦方向の隆起)がある。
  • 実がとても硬いため、商業栽培での出荷後の日持ちは良いと思います。
  • 樹形は適度な広がりで、小枝も良く茂り、庭・ベランダでの鑑賞性を兼ねての栽培にお薦め。

新葉の展開状況。
葉の全体的な形は、ティフブルーとかウッダードのようなやや細長い尖った形状をしています。

(05/21/00撮影)


色付く前の実。
5月21日時点で既に色がつきはじめています。
長期間の収穫を望むなら、一番目の収穫品種としてはサザンハイブッシュ系の早生品種が良いのではないかと思います。

(05/21/00撮影)


大分色が濃くなってきたが、収穫までにはまだ間がありそう。
他品種では色着きがバラつくが、この品種は実の大きさが全体的に均一で、実の色着き具合も均一。
このまま行くと、かなり短期間で全体の実の収穫ができそう。

(06/11/00撮影)


果実は中〜大粒。
縦方向に隆起が見られる。

(06/18/00撮影)


紅葉。
ラビットアイ系のような紫がかった赤色をしています。

(12/06/00撮影)


蕾。
蕾は薄いピンク色をしています。

(03/29/01撮影)



膨らみのあるやや大きめな花です。
蕾の時期に寒さに遭うとピンク色を帯びる傾向があるようです。

(04/07/01撮影)



(04/08/01撮影)



実成りは良好です。
味は完熟しないと酸味が強い。
完熟果は、甘味もあり美味。
生食での感触は、ハイブッシュ系の味わい。

(06/16/01撮影)


株全体の様子
30cm径の鉢に植えた Gulfcoast の株 (手前中)。
コンパクトな樹形ながら、沢山の実を着けます。
庭・ベランダでの栽培にお薦め。

(07/05/01撮影)