育てているブルーベリーの品種毎の詳細記録

  • Sevenが実際に育ててみての観察データ、および、印象をまとめています。

  • 東海地方の、夏は30℃を超す蒸し暑い気候、冬は0℃を割ることが少ない温暖な気候、で育てた時の特性です。

  • それぞれの評価等はあくまで現時点での印象で、絶対的なものではありません。Sevenの価値観の変遷、および、栽培経験の蓄積により評価は随時変えて行こうと考えています。

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Southern Highbush / Misty

【Misty : Seven's 観察データ】
開花期
収穫期
1果重(g)
果実長径(mm)
20013/27 〜 5/26/4 〜 7/52.8 〜 3.2 18.5 〜 19.8
20023/15 〜 4/256/4 〜 **/***.* 〜 *.***.* 〜 **.*
2003**/** 〜 **/**6/16 〜 7/141.4 〜 1.9 14.2 〜 16.1

【Misty : 一般情報】
  • Southern Highbush Blueberry
  • 早生種 / 極大粒
  • USDA登録品種。
  • 開発年不明。Avonblueと他品種の交配種。
  • 発表当初は Challenger としてリリースされている(Challengerと同一種)。
  • 開花は早く、一般のブルーベリーは白い花を咲かせるが、本種はピンク色の花を咲かせる。
  • 温暖な地方では落葉せず常緑となる。
  • 樹の性質は小枝が多く茂る傾向がある。
  • 樹勢は強く、直立性の樹形。
  • 低温要求時間(CR): 300時間
【Misty : Seven's Description】
  • 葉は「全縁」。
  • 葉は他の品種よりも厚く、緑が濃い印象。
  • 幼木の時の生長は、他品種に比較して遅く感じる。
  • 幼木の時から花芽を多くつける。
  • 幼木の時から開花〜結実させると成長が大きく遅れる。ある程度大きくなるまで、実を着けさせないような管理が必要そう。実を着けていない幼木の生長は、他品種と同様に早いです。
  • 開花は極早期。2001年の開花は我が家で育てている品種の中でTOP。
  • 花芽は丸く大きい。育てている品種の中では最も大きい花芽。
  • 我が家の環境(岐阜県西南端)では紅葉はするが、落葉せず。

新葉の展開状況。
葉の色は濃く、葉脈がやや目立つ感じがします。
葉の縁は「全縁」ですが、大きく緩やかなウェーブを描いています。

(05/21/00撮影)


紅葉。
濃い赤紫色に葉が染まります。

(12/04/00撮影)


花芽。
他の品種に比較して一際大きいです。
形は丸い印象を受けます。

(02/10/01撮影)


冬の枝色。
黄色っぽい地に赤系の細かな点があります。

(02/10/01撮影)


蕾。
蕾は薄いピンク色をしています。しかし、開花時点では白に変化し、白一色の花を咲かせています。

(03/29/01撮影)



蕾の時点では上の写真のようにピンクを帯びていましたが、開花後は純白になりました。

(04/08/01撮影)



開花後、日数が経過するとガクの縁がピンク色に染まってきます。この時点での花のイメージはラビットアイ系の Woodard に似ています。花冠の先端が窄まっている Woodard の特徴とは異なりますが、全体イメージは良く似て見えます。

(04/20/01撮影)


幼果
実が膨らみを増してくるのは早いのですが、大きさのバラつきがかなりあります。まだ株が小さいせいなのか、Mistyの特性なのか、今後見極めていきたいと思います。

(05/10/01撮影)


果実
実成り良好。

(06/05/01撮影)


果実
完熟果は香りが良く、酸味と甘味のバランスがとれ、美味。
味はハイブッシュ系そのものの味。
ラビットアイ系の耐乾性・耐暑性を備え、ハイブッシュ系の実の味を実現しているサザン・ハイブッシュ系は素晴らしい系統だと思います。

(06/16/01撮影)