日本ミツバチ


ブルーベリー畑/農園での家畜・家禽の利用について、Sevenの経験をまとめています。

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日本ミツバチ

どのようなミツバチか?

日本ミツバチは、日本でもともと野生で生活しているミツバチです。
今も、木の洞とか家屋の屋根裏とかに巣を作り、自然に生活しています。

巣は、右の写真のように縦方向に巣板が並ぶ構造で、これが木の洞とかの閉鎖空間の中に作られます。

日本ミツバチは、冬は巣の中で越冬しますので、環境が良いと巣は何年にもわたって維持されます。



セイヨウミツバチとの違い



セイヨウミツバチとは、一般的には蜂蜜生産を目的に育種されたミツバチのことを指します。

セイヨウミツバチは、豚とか牛とかと同じように人間が利用しやすいように野生のミツバチを交配・系統維持して育種された、いわゆる家畜の一つです。
日本ミツバチは育種の歴史は無く、あくまで野生のミツバチで、この点がセイヨウミツバチとは大きく異なる点です。

そのため、セイヨウミツバチは蜂蜜を蓄える能力が優れ、セイヨウミツバチの1群が集める蜜の量は年間で 100Kg に達するようです。
その一方、日本ミツバチの蜂蜜の量は、年間で数Kg〜10Kg程度までにとどまります。(飼育群ではその飼い方によっても異なるようですが・・・)

また、日本ミツバチは、日本の自然環境の中で生きてきているため、自然の中での病・害虫への耐性に優れています。
例えば、ミツバチの巣を襲うスズメバチに対しても、日本ミツバチは防御力を持っています。

あと、巣に刺激を与えた時などの攻撃性は、セイヨウミツバチの方が高く、日本ミツバチはよほどのことをしない限りは襲ってくることはないです。(時期とか天候とかにもよりますが・・・)

形態的には、日本ミツバチの方がセイヨウミツバチよりも一回り小さいです。
また、色は、セイヨウミツバチがよくイラスト等で描かれるような黄色と黒、日本ミツバチは黄色の部分が淡い色で、全体的に黒っぽく見えます。
右の写真の上が日本ミツバチで、下がセイヨウミツバチです。

写真は、我が家のブルーベリーの花に訪れた日本ミツバチとセイヨウミツバチです。
セイヨウミツバチは自然にはいないので、このセイヨウミツバチは近所の養蜂業者さんの巣箱から飛んできているものです。

日本ミツバチは、気温がまだ低いウメの花の咲く時期から活発に動きますので、ブルーベリーをはじめとする様々な果樹の受粉への利用も期待できると思います。



日本ミツバチの群の構造

日本ミツバチの群は、1匹の女王蜂と複数(数千匹)の働き蜂(通常は産卵能力のない雌蜂)、それから春の巣分かれ時期に発生する雄蜂(数十から数百程度?)から成っています。

女王蜂の寿命は、数年。

働き蜂と雄蜂の寿命は、数カ月。 のようです。

女王蜂は、春の巣分かれ時期に生まれ、旧の女王蜂が新しい営巣場所を求めて働き蜂とと共に巣を離れ、元の巣の女王蜂は新しい女王蜂に入れ代わります。

右の写真は、春の巣分かれ時期に女王蜂が働き蜂と共に巣から飛び出し、巣の近くに一時的に集結して蜂球を作っているところです。

巣分かれ(分蜂)では、元の巣の 1/4〜2/3程度の働き蜂が女王蜂と一緒に、新しい営巣場所を求めて巣を離れます。



日本ミツバチの飼育

日本ミツバチは、野生のミツバチではあるのですが、営巣するのによい環境を準備してあげるとそこに巣を作り、その巣に蜂蜜を貯めてくれます。

日本ミツバチの飼育(養蜂)は、昔から日本各地で行われきていて、各地それぞれ伝統のやり方があるようです。

近年は、いろいろな本も出版され、インターネットでも様々な情報が紹介され、より効率のよい飼育(養蜂)の方法が出てきています。

飼育(養蜂)のための日本ミツバチ群は、野生のものを呼び込むか、または、既に巣を作っている飼育下の群を譲り受けるかのどちらかになります。

野生の群を呼び込む方法としては、
(1) 空きの巣箱を置いて、自然に入るのを待つ方法
(2) 上の写真で紹介した蜂球を巣箱に入れて、巣を作らせる方法
(3) 自然の巣から群を採取して巣箱に入れて、巣を作らせる方法

がありますが、(3)は確率がかなり少なく、殆どは(1)または(2)の方法になります。

写真のような巣箱が飼育巣箱の一例(Sevenが使っているもの)になります。

この巣箱の中に巣を作らせ、果樹の受粉に活躍してもらい、貯まった蜂蜜を採取させてもらいます。。。