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アルミ園芸吊りラベル

ボールベンで書くと、文字が消えないアルミ製吊りラベルです。
文字がアルミに刻印されますので、文字が消えず、品種の取り違いが防げます。
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ポット

鉢植えでブルーベリーを育てる時の「鉢」についての紹介です。これがBsetという鉢は見つかっていませんが、参考までにSevenが試してみた鉢の使用感を記します。

プラスチック・ポット(スリット穴タイプ)

知り合いの方に頂いたブルーベリーがこのタイプの鉢に植えられていたのをきっかけに使い始めました。このスリット穴タイプのプラ鉢の良い点は、「水はけが良いこと」、「安いこと」、「軽いこと」、の3点です。
「水はけが良いこと」は特に良い点で、ピートモス100%の用土で、なおかつ、底に大粒の石などを入れなくても良好な水はけが得られます。
「安いこと」は、鉢自体の値段が安いこともさることながら、底穴がスリット状で大きく開口していないので穴をふさぐ網などを使う必要が無いこと、また、水はけが良いので底に石などを入れなくても良いことで全体的なコストが低く抑えられるのが良いです。このポットを使うと、栽培用の主用土以外のものは不用と思います。
最後の「軽いこと」については、プラ鉢の中でも特に薄く軽く作られていて扱い易いです。
なお、使っていて気になる点は、夏に鉢土の温度が上昇し易いことです。駄温鉢では側面からの水の蒸発により幾分温度が低くなるようですが、このようなプラ鉢では中が蒸される一方で、かなり温度が上昇します。ブルーベリーは冷涼な気候を好みますので、この点は少々心配なところです。
総括すると、コストが安く抑えられ、扱いも手軽なんで、数十本以上の鉢植えを楽しむ向きにはお薦めかと思います。

駄温鉢(通常タイプ)

写真の駄温鉢は側面に飾り模様が入ってますが、通常の駄温鉢と素材などは一緒です。比較的安価でブルーベリーの栽培にも良いので一番のお気に入りです。しかし、私 Seven の庭では鉢植えが100鉢を超えており、コストと取り扱いの面から上のプラ鉢で妥協しています。
駄温鉢の良い点は、鉢の側面に通気性があり、夏の暑い時期に蒸散作用によって鉢の温度が幾分低く抑えられる点です。また、側面の通気性により、根に酸素が供給され易いようにも感じます。
悪い点は、重いことと、割れ易いこと。でも鉢の数が10鉢程度なら大きめのオシャレな駄温鉢(テラコッタって言うのかな?)でブルーベリーを育てるのが Seven の理想です。
なお、小さな駄温鉢は水持ちが悪く、夏の炎天ではすぐに鉢土が乾燥してしまい具合が良くないです。駄温鉢を使う時は、ある程度余裕を持たせた大きめの鉢を選んだ方が良いと思います。


素焼き鉢

素焼き鉢は上薬無しで焼かれています。上薬によって側面の気孔が塞がれることが全くないため、側面からの水分蒸発と通気が飛躍的に良くなっています。通常の駄温鉢は茶色をしていますが、このタイプは白みがかった色をしています。また、駄温鉢に比較して軽いです。
水はけ抜群で、根への酸素供給も期待できるため使ってみたところ、結果NGでした。12月〜5月頃までの寒い時期は期待どおりの効果を見せましたが、暑くなってきたとたん水切れに苦しむハメになりました。朝、水をタップリとやっても夕方にはカラカラの乾燥状態。鉢から抜いて根の状態を確認しても根張りがイマイチ。
結局、数十鉢をまとめ買いして使い始めたものの、夏7月頃までにすべて上のプラ鉢に植え換えることになりました。高い授業料でした。
水切れに弱いブルーベリーには、この鉢はまったくもってお薦めできないシロモノです。


!! 「駄温鉢」と「素焼き鉢」 (余談)

両者を完全に取り違えていました。一般的に「素焼き鉢」と呼んで済ませているものの本当の名前は「駄温鉢」だそうです。 HPを見てくださった方からのご指摘で判明しました。無知というのは怖いもんです。
間違った記述に従って、「駄温鉢」を使うべきところを「素焼き鉢」を使ってしまってたりした皆さん(もしもいらっしゃれば)、大変申し訳ありませんでした。
以下は、ご指摘くださった方からの説明引用です。

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「素焼き鉢」
粘土を焼成温度700℃程度の低温で焼いて作られた鉢で、色はうすい茶色をしており、排水性、通気性とも抜群の鉢で、鉢土水分の半量は鉢壁の孔から蒸散します。
排水・通気性が良い反面とても脆く、大型鉢は作れません。(最大8号程度)
ランなどは、通気性がないとすぐに根腐してしまうため、必ずと言っていいほど素焼き鉢を使います。
拙宅の胡蝶蘭もすべて素焼き鉢です。
水遣りすると鉢の色が水分で変わるので、ランのように水遣りタイミングが重要なうえ、通気性をとても好む植物を育てる上ではとても便利な鉢です。
逆に、一般草木の栽培にはあまり向きません.
因みに、BBには絶対向きません。

「駄温鉢」
粘土を焼成温度1,000〜1,300℃程度の高温で焼いて作られた鉢で、色は桟の部分が濃い茶色をしており、釉薬がかけられております。
通称「つくり鉢」とも呼ばれています。
ほぼ同じ物で、釉薬をかけていない鉢を「朱温鉢」と呼んでいます。
胴の部分は茶色で、強度もあるため15号程度の大鉢もあります。
一般草木の栽培等、ごく一般的に目にする鉢です。
排水性、通気性ともそこそこありますが、素焼き鉢の足元にも及びません。

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ということです。こういう説明を見聞するとバッチリ判ります。
しかし、一般的に「素焼き鉢」として売られているものの本当の名前が「駄温鉢」で、また、一般的でないものの本当の名前が「素焼き鉢」というのは少々混乱しますね。
Sevenも混乱させられてしまった口ですが・・・。(06/07/02 記)