挿し木容器

ブルーベリーの挿し木は発根まで水分過剰ぎみに管理すること。また発根後は少し水分を控えないと根腐れを起こすことがあります。こういう特性に合わせて挿し木の容器も選ぶと良いと思います。以下はSevenが試してみた挿し木容器です。

プラグトレイ

発根前後の水の管理が容易なこと、根を殆ど痛めずに鉢上げできること、そして、個々の挿し穂ごとに鉢上げ時期の調整ができることが良い点と思います。
ブルーベリーの挿し木では、発根後にあまりに水分が多いと根腐れを起こすためか、せっかく芽を伸ばし始めても枯れるものが多くなります。プラグトレイ(特に下の写真で示すようなスリット穴のタイプ)では、用土の水分が一定に保たれ易く、発根前と同様にどしどし水をやっても根腐れにより枯れるものは非常に少ないように感じます。この点がプラグトレイの最も優れた点だと思います。
プラグトレイのサイズは40穴ぐらいの大きさのものがブルーベリーの挿し木には良いです。用土はピートモス単用でうまく行きます。必要な用土の量もビニールポットとか苗床ケースに比較すると少なくて済みます。

小型プラスチック・ポット(スリット穴タイプ)

7.5cm径のプラスチック・ポットです。
スリット穴タイプのプラグトレイと基本的には同じ構造をしていますので、発根前後の水の管理が容易そうに思え、また、個々の挿し穂ごとの管理はプラグトレイ以上に自由度があるため、今年(2001年)の休眠枝挿しに使ってみました。
必要な用土の量はプラグトレイよりも若干多めに必要となりますが、置き場面積あたりの挿し穂の数はほぼプラグトレイ(40穴タイプ)と同等(一割減ぐらい)です。
まだ挿し木セットしたばかりで、この容器が挿し木にベスト・マッチかどうかは判りせんが、かなり期待しています。結果はまた夏頃にレポートします。

 レポートが大変遅れましたが、実際に使ってみての感想を追記します。
2003年現在、Seven的には、挿し木容器として Best と感じています。3シーズン使ってみましたが、この小型ポットは次のように使い勝手が良く、とてもお気に入りです。

  1. 水はけがとても良く、発根後も過剰気味に水やりしても、根腐れが殆どないこと。
  2. 簡単に鉢から鉢土を抜くことができるので、個々に発根確認ができること。
    ※ 手で用土の表面を支えながらポットを逆さにし、何度か揺すると簡単にポットから用土が崩れずに抜けます。用土の表面に根が顔を出しているかどうかを見て、発根確認できます。
  3. プラグトレイなどのように複数の挿し穂が連結していないので、発根/発芽の状況により、個々の挿し穂ごと管理状態を変えれること。
    ※ Sevenは、発根確認でき次第、肥料(マグアンプ)を施し、置き場も変えるようにしています。
  4. 用土の量に余裕があるため、発根後もある程度の期間そのまま管理・育成できること。

ビニールポット

根を痛めずに鉢上げできること、そして、個々の挿し穂ごとに鉢上げ時期の調整ができることが良い点ですが、排水性にやや難があるように感じます。
発根してから、それ以前と同様に水をやると根腐れが起き易いように感じます。用土をピートモス:鹿沼土=50:50にしても、発根後の水管理は少し控えめに調整しないと失敗が多くなります。


苗床ケース

一種を大量に挿し木するには良いと思いますが、鉢上げ時に根を痛め易いこと、発根の状況により鉢上げ時期を個々に調整することができないことが難点です。また、水の管理も発根後に根腐れを起こさせないよう調整する必要があります。さらに用土も量が必要で、小規模の挿し木にはあまりお勧めしません。