2003年、「ペンタキープV」の効果確認
「ペンタキープV」という光合成・代謝促進作用を持つ肥料のサンプルを入手したのを機に、その効果を確認するための長期観察をしました。 「ペンタキープV」を施した鉢と、施さない鉢で、その成長の違いを毎週写真に撮って報告しています。 結果的には効果の確認はできませんでしたが、観察過程でのいろいろな発見が有意義でした。
日付をクリックすると下にその日の記録が表示されます。
施用(3) Sunshine Blue |
無施用(1) Sunshine Blue |
施用(4) Sunshine Blue |
無施用(2) Sunshine Blue |
施用(5) Sunshine Blue |
無施用(3) Sunshine Blue |
施用(1) Northblue |
施用(2) O'Neal → × |
やはり施用区と無施用での違いは見られません。
有機肥料を多めに与えたことで、両区とも元気になってしまったのでしょうか・・・。
ところで、先週報告した施用(2) の O'Neal の大事故ですが、鉢から抜いて原因を探ってみた結果を報告します。
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根が無くなったところにカルスが形成されて、新たに根が少しだけ発生しているような状態。
そして、鉢土の中を探索すると下の写真のような何かのサナギ(4mm前後)が出るわ出るわ、根元を中心にザクザクとサナギが出てきました。
何のサナギかは不明ですが、想像するに、このサナギがまだ幼虫だった時に根を思いっきり食害していたのではないかと思います。
まず、何かの幼虫が鉢の中に大発生して根を食害。そのために根の働きが悪くなり、地上部の葉が赤っぽく焼け。それが酷くなり、ついには葉が枯れ。その前後のタイミングで幼虫がサナギになったことで食害がストップ。食べられてしまった根の付け根に、挿し木のようにカルスが形成されて、発根。という過程を経たのではないかと思います。
地上部の写真を毎週記録している株でのこのような現象は、ケーススタディとしてはとても有意義なものではないかと思います。
一方、被害にあった株は大変。
早く気づいてケアしてあげなきゃいけなかったです。
幸い発根しているので、新しい用土に植え替えて様子を見ています。