家庭でのブルーベリーの育て方


一般家庭での数本の地植え栽培、また、鉢植え栽培についてまとめています。

鳥獣害

注: 「畑でのブルーベリー栽培」の「鳥獣害」の項と重複する内容が多いです。一般家庭での栽培に限っての内容に見直す予定です。

種類 被害度 コメント
野鳥 ヒヨドリ ★★★★★ 最大の脅威、対策必須
ムクドリ 我が家ではとりあえず被害無し、ムクドリの多い地方では被害があるかも?
スズメ ★★ 被害小
カラス 我が家ではとりあえず被害無し
野生
動物
イノシシ 直接の食害は無いようですが、土の中のミミズ等を食べる目的で、根周りを掘られることで、枯れたり、倒れたりの被害があるようです。
シカ シカによる食害は、葉/実共に聞いたことがありません。
ノウサギ ★★? 食害の程度は定かではありませんが、新芽を食べることがあるようです。
サル 我が家の畑には出現しませんので、未知数です。サルが農地に頻繁に出る地域では被害にあう可能性大かもしれません。
タヌキ ★★? 実を食べることがあるようです。また、実を食べるために木に登ろうとして、枝が折られる被害もあるようです。
モグラ イノシシと同じく、土中のミミズを食べようと、根周り/根の下をトンネルだらけにし、結果として水分供給が悪くなりブルーベリーの調子が崩れることがあるようです。
愛玩
動物

家畜
家禽
ニワトリ ★★☆ 新芽を啄ばむ、果実を啄ばむ
ガチョウ ★★ 果実を啄ばむ
ウサギ ★★★ 新芽・枝を齧るらしい
- -

ブルーベリーの鳥獣害

鳥とか動物に

  • 実を食べられてしまう・・・
  • 新芽を食べられてしまう・・・
  • 葉を食べられてしまう・・・
  • 根を食べられてしまう・・・
というような被害についてです。

熟した実を野鳥に食べられてしまうということ以外、野生の動物からの深刻な被害は、他の農作物に比べて少ないです。

山の近くでは、イノシシ、シカ、サルなどの食害で、稲作、畑作は深刻な被害を受けています。しかし、ブルーベリー栽培ではそれらの獣害をもしかしたらあまり心配しなくても良いかもしれません。
サルは、我が家の畑周辺には殆ど出没しないので未知数ですが、イノシシ、シカについては、ブルーベリーに関心がないようです。
これは、イノシシ、シカが出没する畑でブルーベリーを栽培しているご近所さんの話でも、同様なので、イノシシ、シカは大丈夫のようです。

なお、愛玩動物・家畜・家禽の枠で言うと、ウサギ、ニワトリ、ガチョウ、等で、少々の注意が要ります。(熟した実を食べる犬の話しを聞いたこともあります。)

野鳥からの被害

熟した実を野鳥が食べてしまいます。
この被害は深刻で、ネットで覆うなどの何らかの対策を講じないと、殆どの実が野鳥に食べられてしまいます。
ブルーベリーの実を食べる野鳥は、主にヒヨドリですが、ムクドリが多い地方では、ムクドリも脅威かもしれません。また、スズメもたまに実を啄ばむことがあります。

あと、それほど深刻ではないですが、花の季節に、花の蜜も求めて、花をむしってしまうという被害もあります。これもヒヨドリが主で、スズメも少々というところです。

<付記>
栽培本数が少ない場合、野鳥の被害は特に深刻になると思います。
色着いた実を片っ端から食べられてしまい、色着いてから程よく熟した実を収穫しようと思っても、殆ど実が残っていないという状況になりかねません。

野生獣からの被害

野生獣からの被害については、あまり多く聞きません。
しかし、タヌキ、ノウサギ、については、被害の話を聞いたことがあります。

また、ブルーベリーを直接食べるわけではありませんが、イノシシ、モグラについては、土中のミミズ等を食べるために、根周りを掘ってしまい、間接的にブルーベリーが枯れるなどということもあるようです。

野生動物は、一旦味を覚えてしまうと、しつこく通ってきて、ネット等を後から張ってもかいくぐって進入してきます。
食べられている気配があれば、できるだけ早期に対策し、どうしても防げない場合は、電気柵などで防ぐのが有効と思います。

愛玩動物・家畜・家禽からの被害

こちらについては、もともと人が入れているので、自己責任でコントロールするしかないです。
我が家では、ニワトリ、ガチョウによる食害があるのですが・・・。


<追記>

動物は、ブルーベリーの葉は、あまり好まないようです。
実は、味を覚えてしまうと、喜んで食べます。
なので、ブルーベリーの木が枯れてしまうような被害はまず無く、収穫が思い通りできるかできないか、というレベルと思います。