2005年10月版 〜 ブルーベリー日記
- 10/28/05
-
特注のチップすくい用のバケットが思い通り働いてくれないです。
最初は良かったのですが、フォーク部分が細すぎて、曲がってしまいます。
曲げを何度も繰り返すと、フォークが根元からポッキリと折れてしまいます。チップによる畝作りを急ピッチで進めたい中で、この状況はちょっと辛いです。
とりあえずバケットのさらなる改造をお願いしました。
- 10/25/05
-
チップを効率良く軽ダンプに積むために、フォーク式のバケットを作ってもらいました。
稲刈り後に伸びた稲を草刈機で刈って、畝作りの目印をつけました。畝幅(白い部分)は、2m、畝間(緑の部分)は2m弱。
植え付けたパウダーブルーの苗。こんな小さな苗をいきなり植えるのは反則かもしれませんが、これも一つの試みです。
この日に作った畝(同時植え付け)です。20m弱の進捗。
特注していたチップすくい用のバケット(パワーシャベルの先端部分)がやっと出来上がってきました。
これでチップを軽ダンプに効率良く積めるようになりました。まず植え付けのスタートは、針葉樹の樹皮と小枝のチップを 30cm以上の厚さに盛った畝を作り、そこに植えてみることにしました。
田んぼのもとの土を活かすかどうかを迷っていたのですが、湿り気と粘土質であることがどうしても気になり、上にチップだけの層を盛って、ブルーベリーのベッドを作る方式をまずは採用してみました。
植えつけは、植え付け部分の周囲のチップにピートモスを混ぜ込み、そこに苗を植えています。
植えた苗は、挿し木後1年を経ていない小さな苗です。
ポットで2年生以上に育ててから植えるのが常識なのですが、敢えて小さな苗を下ろしてみることにしました。
というのは、今までの畑で試してみたところ、小さな苗をそのまま地植えした方が、植え付け後に停滞なく成長を開始し、土さえ合えば、ポットで育てるよりも結果的に早く大きく育つことが見えてきたからです。
BlueBerryVillage、朝の全景です。
ここを、大きく育ったブルーベリーで埋め尽くしたいです。
- 10/17/05
-
前回3日の日記から日にちが空きましたが、BlueBerryVillage の圃場整備をどうすべきかで、情報集めをまだまだ続けています。
田んぼの何箇所かに穴を掘って、水はけ具合などを確認することに加えて、地区の農業改良普及センターさんに相談して、土壌診断をして頂くことにしました。
今日は2度目の現地調査で、先週の土壌サンプル採取に続き、今日は、予定地のあちこちで、土の硬度を測定して貰いました。
硬度測定の機械は、細い鉄棒を土に差し込むと、表面からの深さとその深さの土の硬度がグラフ化されるもので、とても興味深いものでした。
総合的な診断結果は、後日まとめて見せて頂けるとのことですが、今日の硬度測定で、耕盤の存在とか、耕土の深さが場所によって大きく違っていることが判り、とても参考になりました。
- 10/03/05
-
スペクタクルな景色。
これが軽ダンプ3杯分。
超〜〜、寂しい景色。
とりあえず、道沿いの畑と空き地までは、10tトラックで入れることを確認。
空き地から、各畑への搬入は、軽ダンプで往復ということで、まずはちょっとだけ入れてみました。10tダンプは、ものスゴイ大きさで、チップを降ろす景色は、ちょっとスペクタクルでした。
その一方、軽ダンプでの畑への搬入はもう、寂しいの一言。
せっせと積み込んで、田んぼの中まで運転して行って、ダンプ機能で降ろして、大変な思いをした挙句の景色は、寂し〜〜い!!!
この方法で、大量のチップを敷くことができるのか、大変疑問になりました。
- 10/02/05
-
土の確認と、チップを混合した感触をつかむために、トラクタで少し耕してもらいました。
チップとの混合は良い感じ。これで40cmぐらいの耕土ができれば、ブルーベリーがバッチリ育つかも・・・。
水田そのままの耕土をトラクタで耕してもらい、また、表面に10cm厚で針葉樹の樹皮と小枝のチップを敷いて、そこも耕してもらいました。
感触としては、チップを混ぜて気相を確保すれば、ブルーベリーは育てられそうな感じです。
ただ、全体の水はけをどう改善/確保するか、それが最大問題となりそうです。
- 10/01/05
-
今までの畑に針葉樹の樹皮・小枝のチップを大量に持ち込みました。
ブルーベリーの株際に深さ40cmほどの溝掘りをして、チップを埋め込んでみました。
作業中、出土(?)したブルーベリーのサッカー予備軍。
株とサッカー予備軍との距離は約1メートル。
品種はサウスランドです。
秋〜春に BlueBerryVillage の圃場整備、ブルーベリー植え付けで忙しくなりそうなので、少し早めに今の畑へのチップ入れを開始しました。
毎年、投入する有機資材の種類と投入方法を変えて試行錯誤していますが、今年は、溝を掘って、そこに針葉樹の樹皮と小枝のチップを入れてみようと思い立ちました。
ユンボで溝掘りして、一輪車でチップを運んで、投入。
ユンボで埋め戻し。そんな作業をしていたら、ブルーベリーの株から1メートルほど離れたところに、サッカー予備軍を発見。
元気にサッカーを展開しようとしていることで、嬉しくなりました。あと、作業をしながら、ブルーベリーの根の展開具合をあちこちで観察してみました。
以下、観察メモです。- 土だけの層には根の展開は見られず。
- ピートモスの入った層には、根はバッチリ展開。
- 針葉樹の樹皮と小枝のチップでのマルチ層、また、ウェスタンレッドシーダー(WRC)の大鋸屑でのマルチ層にも、根はバッチリ展開。
- 針葉樹の樹皮と小枝のチップでのマルチ層、と、ウェスタンレッドシーダー(WRC)の大鋸屑でのマルチ層、を比較した場合は、前者の方が根張りが良さそう。
たぶん、通気性が前者の方が良いことが原因ではないかと考察。 - 針葉樹の樹皮と小枝のチップともとの土を 1:1ぐらいの比率で混合(チップを鋤き込み)した層でも、根はしっかりと展開。
BlueBerryVillage の方も、この資材を中心にしての圃場整備を進めたいと思います。
- 土だけの層には根の展開は見られず。