2007年5月版 〜 ブルーベリー日記
- 05/12/07
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雨の翌日の畑は、特に緑が綺麗です。写真は1週間ほど前に撮影したもので、花が残っていますが、今現在は花がほぼ無くなり、緑一色です。
ブルーベリーの新緑を「綺麗」とするかどうかは各種異論ありかと思いますが、ブルーベリーを手塩にかけて育てている身にとっては、「とっても綺麗」です。
ハイブッシュの黄緑色の新葉、ラビットアイの少し青みがかった新葉、それぞれが「とっても綺麗」で、時間を忘れて眺めてしまいます。ところで、花の終わりのこの季節、興味深い観察をしました。
ニホンミツバチを飼い始めて、興味を持ってじっくりと見ているせいですが、ニホンミツバチが花冠を外しながら蜜を集める姿が見られました。
今までは、受粉した花は、自然に花冠を落として、幼果が大きくなって行くものと思っていたのですが、ニホンミツバチが積極的に花冠を落としていました。
終盤の花に来るニホンミツバチは、花冠が外れそうな花を探して、花から花に飛び、ガクから花冠を引っ張って試してみているように見えます。
ガクと花冠の間に隙間ができると、そこから蜜を集めています。手で確認してみても、この時期は、ガクと花冠の間が蜜でベタつく感じがありますので、この蜜の集め方は合理的なのかもしれません。
とりあえずは、この観察がブルーベリーの実の成育にどのように関与するかは判りませんが、興味深い観察として覚えておこうと思います。
受粉〜果実の成育と、昆虫との関係について追求する際の何らかのヒントになるようにも思います。